ボーダーコリーを迎える前に知っておくこと

ボーダーコリーを飼う前に読んで頂きたい記事です。

筆者はボーダーコリーと暮らしていますが、決して軽い気持ちで飼う犬種ではないと断言します。

ボーダーコリーを飼ったことがない方へ簡単に説明するとすれば

「これは犬であって、犬ではない」です。

「優雅で上品な顔立ち〜」
「飾り毛が可愛い〜」
「マズルが長くて賢そう〜」
「ちょうどいい大きさで飼いやすそう〜」

そう思って迎えたら全部覆えされます。

今回は、「ボーダーコリーを迎える前に知っておくこと」と題し、ボーダーコリーの基本的な性質を書いていきます。

もちろんこの記事を読んだからといって「ボーダーOK!どんとこい!」にはなりませんが、ある程度の性質を理解しておくことで、事前に対策を立てることができると思います。

それではいってみましょう!

ボーダーコリーはどんな犬?

ボーダーコリーは、スコットランドとイングランドの国境地帯(ボーダー)で羊の牧畜犬として発展した犬種になります。現在では牧畜犬としてだけではなく、家庭犬としても飼われています。

ボーダーコリーの特徴として、非常に賢く高い運動能力を持っています。活発で俊敏性があり、常に刺激を求めているため、適切な運動や精神的な刺激が必要になります。また、知的でしつけの理解力が高いため訓練がしやすい犬種でもあります。

一般的に、ボーダーコリーは中型犬のカテゴリーに入り、体重は12〜20kg程度で被毛は厚く(ダブルコート)、短いものから長く柔らかいものまで様々です。毛色はブラック、ブルー、ブルーマール、レッド、レッドマール、トライカラーがあります。

写真のゾーイちゃんはブルーマールという毛色

ボーダーコリーは賢いって本当?

ボーダーコリーは非常に賢い犬種の一つです。実際、彼らは世界で最も知的な犬種の一つとされています。

ボーダーコリーは知性が高く、訓練に非常に敏感です。そのため、牧畜犬としては非常に優れたパフォーマンスを発揮し、警察犬、盲導犬、サーチ・アンド・レスキュー犬などとしても使用されています。

ただし、彼らは知性が高いため、適切なトレーニングや精神的な刺激が欠如すると、ストレスや不安を感じ、問題行動を引き起こす可能性があります。

したがって、ボーダーコリーを飼う場合は彼らの知性を理解し、飼い主が適切な訓練と刺激を提供することが重要になってきます。彼らの知性を活かし、トレーニングやアクティビティを通じて彼らと一緒に過ごすことは、飼い主にとっても非常に楽しい経験になるでしょう。

ボーダーコリーは人間の2歳児くらいの知能があるといいます。暮らしてみると分かりますが、ときたま犬に見えない時があります。

おもちゃで遊ぶボーダーコリーの子犬
筋膜ローラーで遊ぶボーダーコリーのゾーイちゃん♪

ボーダーコリーの1日の運動量はどれくらい必要?

ボーダーコリーは非常に高いエネルギーを持ち、運動量が多く必要な犬種の一つです。一般的に、成犬のボーダーコリーは、1日に少なくとも1時間以上の運動が必要とされています。この運動量は、散歩、ランニング、フリスビー、フェッチ、水泳など、様々なアクティビティで行うことができます。

ボーダーコリーは、常に刺激を求めるため単調な運動では満足せず、複数のアクティビティを組み合わせて与えることが望ましいです。また、精神的な刺激も必要であり、訓練や知育玩具などを通じて脳の刺激を与えることも大切です。

ただし、個体差があるため適切な運動量は犬の個性や年齢、健康状態に合わせて飼い主さんで調整する必要があります。獣医師や犬のトレーナーと相談しながら、適切な運動計画を立てることをおすすめします。

運動量は半端ないです。一緒に運動したりするのが困難な家庭だと、飼うのは厳しいかもしれません。

ボーダーコリーの寿命はどれくらい?

ボーダーコリーの平均寿命は、約12〜15年程度です。ただし、犬種によって個体差があり、健康状態や生活環境などによっても異なる場合があります。

健康管理は、ボーダーコリーの寿命を延ばす上で非常に重要です。例えば、適切な栄養バランスのとれた食事、定期的な運動や健康診断、定期的な歯のケア、適切なワクチン接種などが必要です。

また、ボーダーコリーは運動量が多い犬種であるため、適切な運動や刺激を与えることも大切です。ストレスや不安を引き起こさないよう適切な生活環境を整え、十分な愛情を与えることも重要です。

総じて、ボーダーコリーは比較的長寿な犬種の一つですが、健康管理に配慮し健康的な生活習慣を維持することが、彼らの健康と寿命を最大限に延ばすことにつながるでしょう。

ただただ運動だけさせておけば良いわけではなく、愛情をもって接する時間(スキンシップなど)を設けましょう!

以上がボーダーコリーの基本的な性質となります。
筆者がボーダーコリーと一緒に暮らしてみて分かったことは、とても愛情に敏感で賢い犬種だなと感じました。TVなどを見ながら遊んでいるとテンションが下がるし、くつろいでいるときは顔を見て撫でないと文句を言い始めます。いわゆる「ながら」スキンシップはボーダーコリーにとってNG行為ということです(スマホを持った時点で邪魔しに来ます)。

逆を言えば、飼い主がしっかりと向き合って接することができれば、向こうも愛情で返してくれる犬種でもあります。これからボーダーコリーを迎える方は、犬だと思わず対等に愛情をもって接してあげてください^^

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