出会って3か月で結婚した私たち

1_結婚生活について



出会いは突然だった

夫との出会いは、今から25年前。
同じ会社ではありましたが、勤務地も部署もまったく違い、普通にしていたら接点のない関係でした。

そんな私たちが出会ったのは、私がたまたま出張でその職場を訪れた日でした。

その時に初めて彼を見て、私はほとんど一目ぼれに近い感情を抱きました。
「かっこいい人だな」
そう思ったのを、今でも覚えています。

当時の私は27歳。
大きな失恋をしたばかりで、なかなか立ち直れないつらい時期でした。

そんなタイミングで彼に出会ったのです。


彼女がいると聞いても気にならなかった理由

たまたま私の同期がその職場にいたので、思い切って聞いてみました。

「彼って付き合っている人いるの?」

すると返ってきた答えは、

「いるよ。彼女。」

普通なら、そこであきらめるのかもしれません。
でもその時の私は、不思議なくらいまったく気になりませんでした。

それよりも

「もう一度会ってみたい」

その気持ちの方が強かったのです。

私は同期にお願いしました。

「遠距離でもいいから、もう一度会えないか聞いてみてくれる?」

そして彼は、会ってくれることになりました。

1週間後、私たちは初めてのデートをすることになったのです。


行き先のわからない初デート

初デートの日。
彼は車で迎えに来てくれました。

「どこに行きたい?」と聞かれることもなく、そのまま車は出発。

私は行き先もわからないまま助手席に座っていました。

最初に連れて行ってくれたのはカフェ。
そこでお茶をしながらおしゃべりをしました。その時彼は、私との結婚を意識したそうです。
そのあと、彼がよく行くという小料理屋へ向かいました。


小料理屋のカウンターで見た大人の姿

お店に入ると、彼はすぐに

「○○ちゃん、いらっしゃい」

と声をかけられていました。

どうやら常連だったようで、彼はお店ではあだ名で呼ばれていました。
カウンターに座ると、大将やおかみさんと楽しそうに談笑しています。

その様子を見ながら、私は思いました。

「この人、大人だなあ」

当時の私にとって、小料理屋のカウンターで食事をすること自体がほとんど初めての経験でした。

料理と一緒に出てきたのは、竹に入った日本酒。
そんなお酒を見るのも、その時が初めてでした。

その日ごちそうになったのはアンコウ料理。

そして帰り際、私がお手洗いに行って戻ってくると
お会計はすでに済んでいました。

何事もなかったかのように席を立つ彼。

その振る舞いがとてもスマートで、当時の私にはすべてが
「大人の男性」
に見えました。

私は典型的なA型。
彼は典型的なB型。

性格はまったく違いましたが、その大胆さや余裕に私はどんどん惹かれていきました。


そこから一気に進んだ関係

そのデートをきっかけに、私たちは一気に交際へと進みました。

そして2回目のデートで彼からのプロポーズ、翌月、双方の親への挨拶をしました。
私はそのころ本当に幸せで夢と希望にあふれていました。

さらにその翌月には入籍し、同居を始めました。

出会いからわずか3か月。
まさに電撃結婚でした。

彼はもともと結婚願望が強いタイプではなかったそうです。

それでも

「〇〇に出会って気持ちが変わった」

そう言ってくれました。


あの頃の私は知らなかった

あの頃の私は

この結婚が永遠に続くと思っていました。
その結婚生活が思いもよらない形で終わることになるなんて

まったく想像していませんでした。

ただ、目の前の幸せだけを信じていたのです。


次回

結婚してからの生活は、
私にとって「普通の幸せ」だと思っていました。

でも今振り返ると、
あの頃から小さな違和感がありました。

次回は

「結婚生活23年。普通の家庭の中で感じた小さな違和感」

について書いてみたいと思います。