結婚生活の違和感①

1_結婚生活について

基本的な挨拶ができない夫

私の夫は、基本的な挨拶ができない人でした。

おはよう。
おやすみ。
ただいま。
行ってきます。
いただきます。
ごちそうさまでした。
ありがとう。

こういう当たり前の言葉を、夫の口から聞いた記憶がほとんどありません。

朝、私がキッチンに立っていると、夫は無言で入ってきます。
私が「おはよう」と言う。
夫は小さくうなずくだけ。

仕事から帰ってきたときも同じです。
リビングに無言で入ってくるだけ。

最初は「男の人ってこんなものか?」と思っていました。
でも、だんだん小さな違和感が残るようになりました。

特に私が嫌だったのは、
私の両親に対しても挨拶やお礼を言えないことでした。

私の実家に行っても

「お邪魔します」も
「お世話になります」も言わない。

ただ無言でついてくるだけ。

結局、私が先に挨拶をして、
夫はその後ろに立っているだけでした。

夕飯の席でも同じです。

自分から話しかけることはほとんどなく、
何か話しかければ返事をする程度。

(少しは気を使って話せばいいのに…)

いつもそう思っていました。

私の両親が子どもたちにお金をくれたときも、
夫が自分からお礼を言うことはありませんでした。

食事をごちそうになっても、
何かを買ってもらっても同じです。

本来なら家長として
「ありがとうございます」と一言言う場面でも、
夫は何も言わない。

だからいつも、
私が代わりにお礼を伝えていました。

あるとき、母にこう言われたことがあります。

「〇〇さんは、本当に挨拶ができん人だねえ。
あれはよくないよ。
誰に対してもああなんでしょう?
あなたが挨拶していくしかないよ。」

私はその言葉を聞いて、
恥ずかしいやら、情けないやら、
なんとも言えない気持ちになりました。

当時はまだ、それを
「結婚生活の違和感」とはっきり言葉にできませんでした。

でも今振り返ると、
それは私が最初に感じていた
小さなサインだったのだと思います。