結婚生活の違和感② 

1_結婚生活について

家のことに無関心な夫

夫は、壊れていない物にお金を使うのが嫌いな人でした。

「まだ使えるなら、それでいい。」

壊れる前に取り替えるとか、買い替えるとか、そういう発想はない人でした。
今思えば、育ってきた環境の影響もあったのだと思います。

例えば、お風呂場のことです。

家を建てて20年近くたった頃、反抗期だった息子が、お風呂場のドアをパンチして割ってしまったことがありました。

業者さんに聞くと、ドアだけ交換する場合は15万円くらいとのことでした。

でもその頃には、お風呂場の中も洗面所も、かなり傷みが目立っていました。
カビ汚れも取れない。床も古い。全体的にくたびれている状態でした。

私は思いました。
どうせ直すなら、この機会にお風呂と洗面所をリフォームしたい。

でも夫は
「まだ使えるじゃん」
「ドアだけ替えればいいじゃん」

と言いました。

そのとき私は、こんなに汚れがひどいのは、私の掃除が行き届かなかったからだと思いました。

仕事をしながら、子どもをほぼワンオペで3人育ててきて、正直、掃除はいつも後回しでした。
それは自分でも分かっていました。

でも、どんな洗剤を使っても、もう汚れは取れない。
お風呂に入るたびに古いカビや汚れが目に入ると、気分が沈む。

だったら
「暮らしを少し快適にするためにお金を使う」
それでもいいんじゃないか。

私はそう思いました。

結局、私は自分で動くことにしました。
お風呂のドアは割れたまま、私が段ボールで補修した状態で半年以上が経過していました。

リフォーム会社を探して、ショールームに行き、
お風呂や洗面台を選び、見積もりを取り、工事の日程を決める。

全部、自分一人で決めました。

夫はというと、最初から最後までまったく無関心。

どんなお風呂にするのか。
いくらかかるのか。
いつ完成するのか。

聞いてくることも、意見を言うことも、一度もありませんでした。

その頃の私は、それが当たり前だと思っていました。
「こういう人なんだ」と。

でも今振り返ると、夫婦で暮らしている家のことなのに、ここまで無関心なのは、やっぱり少しおかしかったのかもしれません。

そのときの私は、まだ気づいていませんでした。
こういう小さな違和感が、あとになって積み重なっていくことに。