遠距離から始まった結婚生活
出会って3か月で結婚した私たちですが、結婚生活は最初から遠距離でした。
夫は単身赴任。
私は仕事を続け、職場近くの社宅で生活をスタートしました。
夫の住む場所までは車で片道3時間。
平日は別々に暮らし、週末だけ夫が社宅に帰ってくる生活でした。
今思えば、最初から少し特殊な結婚生活だったのかもしれません。
お酒中心の生活
夫はとにかくお酒が好きな人でした。
飲み会の頻度も週3週4当たり前ととても高く、自分から声をかけて集まるタイプ。
飲み会のない日でも必ず晩酌をしていました。
500mlの缶ビールを2本。
そのあと焼酎を飲むこともあります。
身体のことが心配になり、私は
「週に1日は休肝日を作ってほしい」
とお願いしました。
夫も一度は約束してくれましたが、その約束はすぐに破られてしまいました。
「飲み会が入っちゃったから仕方ない。」
そう言われることもありました。
食卓で感じたカルチャーショック
週末、夫が社宅に帰ってくると一緒に食事をします。
夜は晩酌するから、ご飯系や麺類のメニューはNG。
酒のつまみになるものをいくつか作ってと言われていました。
私もお酒が飲めないわけではありません。
むしろ好きな方です。
でも夫は
「一緒に飲む?」
と聞くこともなく、食卓につくとすぐに自分だけ飲み始めます。
まだ私が料理を作っている途中でも、出されたものから無言で食べ始める。
そこに「美味しいよ」という言葉はありません。
新婚の頃、私はこれにとても驚きました。
私の実家では、両親の仲がとても良く、
家族全員が食卓にそろってから「いただきます」をするのが当たり前でした。
食事を作った母が席についてから食べ始める。
それが我が家の普通でした。
だから、まだ私が料理を作っている途中で、食卓に並んだものを自分だけ食べ始める夫の姿は、私にとってかなりのカルチャーショックだったのです。
義実家との距離感
夫の実家は、両親はそろっているものの仲はあまり良くないようでした。
義父も義母もお酒好きでヘビースモーカー。
義母は平気で道路にタバコの吸い殻を捨てるような人でした。
若い頃はスナックの手伝いをしていたこともあり、夜は家にいないことも多かったそうです。
夫は子どもの頃、夜は一人で留守番していることが多く、
夕食も自分で用意していたと聞きました。
その話を聞いた時、私は
「この人はとても寂しい思いをしたんだな。だからとても自立している人なんだな」
と思いましたが、今思うと少し違う見方もできるのかもしれません。
義母との関係でも、驚くことがいくつかありました。
私たちの結婚式の準備で、母親たちが着る着物を選ぶ日。
私の両親は約束の時間よりも早くに到着して待っていました。
結局、義母は何の連絡もなくドタキャンしました。
こちらから連絡をすると詫びるでもなく
「着物はなんでもいい。」
と言われ、私はとても驚きました。
私は「だったら連絡くらいしてくれよ」と思いました。
夫は「そういう人だから」と諦めていて注意すらしませんでした。
私はなぜか夫が気の毒に思いました。
義母は結婚式当日も、着物用のバッグではなくヴィトンのバッグを持って参列していました。
義父はとても無口な人で、食事をしていてもほとんど会話がありませんでした。
長男が生まれてすぐ、義実家へ行った時のことです。
窓は開いていましたが、義母は新生児の前でも平気でタバコを吸いました。
私はとても驚きましたが、その場では何も言えませんでした。
夫も何も言いませんでした。
価値観の違い
今の家に引っ越し、小さな長男を連れて車で出かけた帰り道のことです。
途中にイオンがあったので
「ちょっと寄ってくれない?」
とお願いしました。
すると夫はこう言いました。
「俺はイオンに用がないから。
家に帰ってから自分で行けば?」
イオンは家から8キロほど離れています。
帰り道に寄ってくれたら助かるのに。
子どもが小さいから一緒に買い物したかったのに。
と思いました。
でも夫は一事が万事そういう人でした。
人のために何かをするというより、自分の都合を優先する人。
典型的なB型! (そうでないB型の人ごめんなさい💦)
以降、買い物に誘うことはほとんどなくなりました。
当時は「そういう性格なんだな」と思うようにしていました。
今思えば小さな違和感だった
こうして書いてみると、いろいろな出来事があったように見えます。
でも当時の私は、それを深く考えないようにしていました。
それで私が楽なこともある。義実家と関係が薄いところとか。
結婚生活というのはこんなものなのかもしれない。
そう思っていたのです。
ただ、今振り返ると
あの頃からすでに小さな違和感は積み重なっていたのかもしれません。
次回
そしてある日、
その違和感ははっきりとした形で現れました。
それは本当に偶然の出来事でした。
一枚の紙を見つけたことから、
すべてが始まります。
次回
「映画の半券を見つけた日」


