熟年離婚後のLDKリフォーム総額653万円。相見積もりの全内訳

3_再出発(離婚後の人生)

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熟年離婚のあと、築20年を超えた我が家をリフォームしました。

LDKを中心に、1階のトイレ、廊下・玄関のクロス、娘の部屋の内窓など。かかった費用は、総額6,530,163円でした。

最初は「500万円くらいでできる」と聞いていました。

そこから会社を比べ、設備を選び直し、買い替えるつもりだったものを残すことにして……。この金額に落ち着くまでには、何度も迷いました。

今回は、会社選びから最終的な支払いまで、お金の話を具体的に書いてみます。

リフォームを決めた理由や、工事中の暮らしについては、前の記事にまとめています。

「500万円くらい」のつもりが、見積もりは約780万円

最初に相談したのは、この家を建てたハウスメーカーでした。

財産分与で夫と揉めていた頃、自宅の価値を確認するために相談し、その際にリフォームについても聞いていたのです。

「LDKの床と1階のクロスの張り替え、キッチンの取り替えで、ざっくり500万円くらい」

そう聞いていたので、それが予算の目安になっていました。

リフォーム前の床。犬にほじられて大きな溝ができている
犬にほじられて、大きな溝ができていました。
リフォーム前の床。トイレを置いていた場所が黒く傷んでいる
トイレを置いていた場所の床。長年の尿で、ここまで傷んでいました。
リフォーム前の廊下。壁の角の壁紙がめくれて下地が見えている
廊下の壁紙は、角からめくれていました。

離婚後、具体的な打ち合わせを始めました。ハウスメーカーのリフォーム担当さんは親身になって相談に乗ってくれて、クリナップのショールームにも付き添ってくれました。

ショールームでは、選ぶものの多さに圧倒されました。

キッチンのシリーズだけでなく、ワークトップ、扉の素材や色、レンジフード、水栓。ひとつ選ぶたびに、また次の選択肢が出てきます。

優柔不断のわたしは、軽いパニックでした(笑)。

まだ仮見積もりだからと、キッチンは高価格帯のセントロを選びました。掃除が苦手なので、自動洗浄などの機能にもひかれ、設備のグレードも高くなっていました。

そして出てきた見積もりは、約780万円

最初の500万円は、詳しい仕様を決める前の概算です。希望を盛り込んだ見積もりとは、条件が違っていました。

子ども2人が大学生で、これからの家計をひとりで支えていくわたしには、さすがに厳しい金額でした。

もう1社の見積もりは、約480万円でした

ハウスメーカーでリフォームしたい気持ちはありました。でも、予算は大幅にオーバーしています。

他社だったら、いくらになるんだろう。

そう思い、もう1社に見積もりをお願いすることにしました。

以前のリフォームでも使った一括見積もりサービスに申し込み、今回は「実績のある大手の会社を、1社紹介してほしい」と伝えました。床をはがし、キッチンの壁も撤去する大掛かりな工事なので、安心して任せられる会社を探したかったのです。

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何社も細かい打ち合わせをする時間がなく、比較先は1社に絞りました。

紹介された会社には、床やクロスの張り替え、オープンキッチンへの取り替え、犬のトイレスペースの新設、トイレの改修など、希望する内容を伝えました。

出てきた見積もりは、4,805,240円。約480万円です。

数字の上では、約300万円の差。正直、驚きました。

ただし、ここは大事なところです。

同じ工事が、そのまま300万円安くなったわけではありません。

比較した内容ハウスメーカー紹介されたリフォーム会社
キッチンクリナップのセントロパナソニックのSクラス
設備の仕様わたしが仮に選んだ高グレードの設備提案された標準仕様
トイレの取り替え含まれていた最初の見積もりには含まれていなかった

ハウスメーカーは、標準で使う建材のグレードも高いところでした。また、システムキッチンについてもそれぞれ得意なメーカーがあり、仕入れ価格にも違いが出るという説明を受けました。

金額だけを並べても、判断はできません。何が含まれていて、これから何を追加する必要があるのか、見ていく必要がありました。

価格だけでは決められませんでした

金額に差があると、今度は品質が気になりました。

「安かろう悪かろう」ではないのか。

この家には20年以上住んでいて、ハウスメーカーの品質には満足していました。リフォームでも、それ相応のものを求めていました。

どんな建材を使うのか。工事後に不具合があったら、どう対応してくれるのか。

リフォーム会社の営業担当さんに、思いつく疑問をぶつけました。

大規模なリフォームの実績や、一貫した対応体制、10年間の設備保証について説明を受けました。建材も、パナソニックや朝日ウッドテックなど、知っているメーカーのものでした。

そして、背中を押してくれたのが、担当さんの熱意でした。

「ぜひ、やらせてほしい」

「一緒に考えて、作っていきたい」

「長いお付き合いをさせていただきたい」

これからも住み続ける家です。工事が終わったあとも相談できそうだと思えたことは、わたしには大事でした。

もちろん、契約前に工事の出来栄えまでわかるわけではありません。それでも、疑問や不安に答えてもらううちに、この人になら任せても大丈夫かな、と思いました。

価格、保証、担当者への信頼を合わせて考え、紹介された会社にお願いすることにしました。

ハウスメーカーの担当さんには、心苦しかったのですが、これまでのお礼と、今回は依頼できないことのお詫びを伝えました。

希望を反映すると、契約額は約639万円に

約480万円は、あくまで最初の見積もりです。

そこから、入っていなかったトイレ工事を加え、キッチンやカップボードの仕様を決め、娘の部屋の内窓も追加しました。工事内容に伴い、諸経費なども変わりました。

キッチンは、最終的にクリナップのステディアにしました。

長年使っている日本トリムの整水器を選べることや、ステンレスのキャビネットに魅力を感じたからです。当初選んだセントロから、予算も考えてグレードを見直しました。

営業担当さんとショールームに何度も通いましたが、実物を見ると、また迷ってしまう。なかなかすんなりとは決められませんでした。

そうして決まった契約額は、6,387,920円

最初の見積もりからは、1,582,680円増えました。

「約480万円で、希望していたことが全部できる」というわけではなかったのです。

カップボードは、買い替えるのをやめました

契約後も、仕様を見直しました。

そのひとつが、キッチンと同じシリーズに買い替える予定だったカップボードです。

元々使っていたニトリのものは、買ってまだ3年ほど。棚や引き出しのサイズ、深さ、形までこだわって選び、とても気に入っていました。中の収納グッズも、サイズに合わせてそろえてあります。

それでも買い替えようとしていたのは、色が気になったからでした。

カップボードは白。新しいキッチンは木目。

せっかくリフォームするのに、ちぐはぐにならないだろうか。同じシリーズでそろえた方がいいのだろうか。

YouTubeなどでいろいろなキッチンを見ていると、色が違っていても素敵な事例がありました。

それなら、気に入っているものを、そのまま使えばいい。

そう思えて、買い替えをやめました。また一から収納を考え直す必要もなくなり、この選択には納得しています。

IHと整水器は、自分で買って取り付けてもらいました

設備の購入方法も見直しました。

まずはIHです。提案されたものは、それまで使っていたIHよりもグレードが低く、特に魚焼きグリルの機能が気になりました。

せっかく新しくするのに、今まで使えていた機能がなくなるのは残念です。

以前IHを購入したところに聞くと、希望するものが、リフォーム会社を通すよりかなり安く買えるとわかりました。そこで、自分で購入し、取り付けをリフォーム会社にお願いしました。

もうひとつは、日本トリムの水栓と整水器が一体になった「トリムイオン グラシア」です。

わたしは、それまで約15年間、日本トリムの蛇口から取水するタイプの整水器を使っていました。買い替えについて確認すると、下取りと割引があり、こちらも自分で購入した方がトータルで安くなるとわかりました。

IHとグラシアの購入費用は、合わせて553,643円でした。

これはリフォーム会社への支払いとは別のお金です。最後に総額を出すときには、この分も加えています。

レンジフードは見直しても、犬の床対策は残しました

あこがれていた「洗エールレンジフード」も、価格を考えて見送りました。

自動で洗ってくれるのは魅力的でした。ただ、お湯を入れたり、洗浄後の排水を捨てたりする作業はあります。価格と手間を考え、部品を取り外して洗いやすい「とってもクリンフード」を選びました。

掃除は楽にしたい。でも、これなら十分。

そう思えたので、自動洗浄にはこだわらないことにしました。

一方で、外さなかったのが犬のためのフロアコーティングです。契約時の見積もりでは、16万円(税抜)でした。

犬たちが年を取っていくことを考え、滑りにくさと汚れ対策にはお金をかけたいと思っていました。

もう2度と犬のトイレのせいで床が腐ったりしないように。

また、キッチンの引き戸は床にレールのない吊り引き戸へ変更し、並ぶ3枚の扉のうち、当初そのまま残す予定だったリビングの扉も同じシリーズにそろえました。

結果とても満足しています。3枚の扉が並んでいる中で1枚だけ古めかしく色も異なる扉が残るのは、とても違和感があったと思います。

そういったアドバイスも営業担当の方がしてくれました。

買い替えをやめたものもあれば、使いやすさや見た目を考えて追加したものもあります。ひとつずつ、自分が納得できるかどうかで決めていきました。

最終総額は6,530,163円でした

契約後の変更を反映し、最終的にリフォーム会社に支払った金額は、5,976,520円になりました。

これに、自分で購入したIHとグラシアの代金を加えます。

支払い先・内容金額(税込)
リフォーム会社への支払い5,976,520円
自分で購入したIHとグラシア553,643円
総額6,530,163円

リフォーム会社への支払いには、設備や工事の代金だけでなく、養生、廃材の処分、家具の移動などの費用も含まれています。

契約額から会社への支払いが減ったからといって、その差額が全部節約になったわけではありません。別で買った設備も含めて、これが実際にかかった総額です。

前の記事でも触れましたが、補助金を合わせて154,000円受け取りました。

利用した制度受け取った金額
先進的窓リノベ2025事業93,000円
子育てグリーン住宅支援事業61,000円
合計154,000円

子育てグリーン住宅支援事業の内訳は、節水型トイレ23,000円、ビルトイン食洗機25,000円、掃除しやすいレンジフード13,000円でした。

補助金を差し引いた実質の負担額は、6,376,163円です。

※ここに記載した補助金は、わたしが利用した2025年の制度と受給額です。

見積もりを比べて、何にお金をかけるか考えました

最初に思っていた500万円より、費用はかかりました。

それでも、もう1社に相談したことで、設備も購入方法も、いろいろな選び方があるとわかりました。

気に入っているカップボードは残す。IHは使いたい機能をあきらめず、購入先を変える。レンジフードは、自分が納得できる機能を選ぶ。

ハウスメーカーとの打ち合わせも、無駄ではありませんでした。パントリーの下を犬のスペースにする提案など、その後の工事に生かされたものもあります。

わたしの場合、相見積もりを取ってよかったのは、金額だけでなく、何にお金をかけたいのかを考える機会になったことでした。

これから子どもたちと犬たちと暮らしていく家です。何度も迷って選んだリフォームに、今は満足しています。

キッチンや食洗機の詳しい選び方、実際の使い心地は、また別の記事で書こうと思います。

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