離婚後、家計の足しにと家庭菜園を始めました。やってみて気づいたこと「買う方が安い」

50代離婚後の家計

先日、思いつきでSNSにこんなことを書きました。

離婚後、家計の足しになればと思い ほんの少しですが家庭菜園を始めました。

やってみて気づいたこと。

買う方が安い。

たったこれだけの文章に、たくさんの方が反応してくださいました。

同じことを思った方が、こんなにいるのだ、と。

せっかくなので、今日はその家庭菜園の話を、最初から書いてみようと思います。


家を建てたとき、1メートル四方ほどの菜園を作った

我が家の庭には、小さな家庭菜園のスペースがあります。

1メートル四方くらいの、本当に小さなスペースです。

家を建てたときに作りました。

最初の数年間は、夫が中心になって野菜を作っていました。

ミニトマト、キュウリ、ピーマン。

苗を買ってきて、植えて、収穫して。

一番よくできたのは最初の年で、ミニトマトがたくさん採れました。

子どもたちがまだ小さかったので、一緒に収穫しました。

いわゆる「幸せ家族」が、まだできていた頃です。


土が痩せて、夫はやめてしまった

けれど、数年続けて作っていると、だんだん土が痩せてきます。

作物がうまく育たなくなりました。

結局、家庭菜園をやったのは3〜4年ほど。

うまくできなくなって、夫は作るのをやめました。

それ以降、あのスペースは全く使われないまま放置されました。

時々わたしが雑草を抜くだけの、ただの空き地。

そのまま、20年近くも過ぎていました。


花束は、一番いらないプレゼントだと思っていた

正直に書きます。

それまでのわたしは、植物に全く興味がありませんでした。

花束は、一番いらないプレゼントだと思っていました。

すぐに枯れてしまうし、枯れた後の始末も面倒で。

できるだけもらわないようにしていたくらいです。

今思えば、毎日の生活に追われて、花をめでる余裕がなかったのだと思います。

仕事をして、子ども3人をほぼひとりで育てて。

きれいな花を「きれいだね」と思う心と時間が、わたしにはなかったのです。


離婚後、観葉植物にはまった

離婚してから、わたしは観葉植物にはまりました。

不思議なくらい、癒されるようになったのです。

一鉢、また一鉢と買い集め、あっという間に室内の観葉植物は、20鉢を超えました。

そうすると、今度は庭の花壇が殺風景なことが気になり始めます。

庭に植える花を買うようになりました。

そして花を植えるようになると、目に入ってきたのです。

あの小さな家庭菜園が、全く生かされないまま放置されていること。

急に、「復活させてみようかな」と思いつきました。


なぜサツマイモを選んだのか

さて、何を植えようか。

土が痩せていることは、よく分かっています。

そこで選んだのが、サツマイモでした。

サツマイモは、土壌が悪くても育てられると聞いていたからです。

もうひとつ理由があります。

サツマイモは、わたしも娘たちも、そして犬たちも大好物なのです。

スーパーに行くたびに、サツマイモを買い求めるほどです。

また最近、娘は冷凍の焼き芋にはまっていました。

自分で育てて、みんなで食べたい。

沢山できたら、買わなくても済むかもしれない。

そう思ってサツマイモに決めました。

ただ、小さな菜園です。

サツマイモを植えたら、それで終わり。

せっかくなので、プランターでも何か育てることにしました。

まずは青じそ。

簡単に育つと聞いていたからです。

そして、その苗を選んでいたら、すぐ近くにハバネロが売っていました。

「虫がつきにくく、育てやすい」

そう書いてあります。

うちの子どもたちは辛いものが好きで、なかでも末娘は、 辛さを追究しているようなところがあります。

値段も手頃でした。

ハバネロなんて、いいのではないか。

そう思って、かごに入れました。


買ったもの(初期投資)

やると決めてから、ホームセンターで買いそろえました。

買ったもの数量金額
野菜用プランター(丸型)890円 × 2個1,780円
野菜用プランター(長方形)1個1,280円
土(20リットル)500円 × 6袋3,000円
バーミキュライト(18リットル)1個1,100円
サツマイモの苗(1束10本)1束698円
青じその苗1つ128円
ハバネロの苗1つ278円
マルチシート1つ300円
マルチシートの固定ピン1つ298円
合計8,862円

土は、一度に買ったわけではありません。

最初に3袋。

足りなくて、また買いに行って2袋。

それでも足りなくて、もう1袋。

1メートル四方ほどの菜園とプランター3つに、 こんなに土が要るとは思っていませんでした。

菜園の土も質が悪かったので、たっぷり土を足して、畝を作りました。

サツマイモの植え方は、YouTubeで勉強しました。

いきなり土に植えるのではなく、まずバーミキュライトに植えて、 ビニール等で覆い、2週間程度寝かせてしっかり発根させてから植える方が、 よく育つのだそうです。

そのとおりにやってみました。

苗が10本もあると小さな菜園には入りきらなかったので、 余った分はプランターにも植えました。

菜園には、畝を作って、マルチシートをかぶせて。

見た目だけは、なかなか本格的です。


8月現在、どうなっているか

青じそ:茎ばかり立派で、葉は虫に食われている

茎ばかり伸びて葉が小さい青じそ
背丈は40センチ。それなのに、葉はこの大きさです。

背丈は40センチくらいまで伸びました。

伸びたのですが。

葉が、驚くほど小さいのです。

「青じそは無限にできる」と聞いていたのに、全然葉が大きくなりません。

茎ばかりが立派に育っています。

YouTubeの動画では、摘芯をすることによって、葉が横に大きく広がるはずなのです。

思うようにはなりません。

それでも小さな葉を何度か摘んで、食べてみました。

香りは、たしかにします。

間違いなく、青じその香りです。

でも、硬い。

香りはするのに、硬くて、あまり美味しくないのです。

しかも、意外にも虫に食われています。

小さい葉に、さらに穴が開いているのです。

スーパーに行けば、青じそは10枚入りで98円。

不揃いのものなら、20枚くらい入って128円で売っています。

やわらかくて、大きくて、穴も開いていない葉が、です。

雲泥の差です。

ハバネロ:買ったときのまま

ほとんど成長していないハバネロの苗
買ってきたときと、ほとんど同じ姿のままです。

「虫がつきにくく、育てやすい」

そう書いてあったので選んだのですが。

買ってきたときから、ほとんど成長していないのです。

理由が全く分からない。

枯れてもいないのに、大きくもならない。

実がなる様子も、まったくありません。

たしかに、虫はつきません。

その代わり、育ちもしないのです。

ただそこに、買ってきたときと同じ姿で立っています。

末娘に食べさせる日は、来るのでしょうか。

サツマイモ:ツルは立派、葉は穴だらけ

プランターに植えたサツマイモの苗
菜園に入りきらなかった苗は、プランターへ。こちらは葉が黄色くなってきました。

そして本命のサツマイモ。

今、ツルがそれはもう立派に育っています。

葉が青々と茂って、いかにも「順調です」という顔をしています。

ただ、近づいてよく見ると、葉はずいぶん虫に食われていて、穴だらけです。

そしてサツマイモは、土の中です。

ツルが立派だからといって、芋が育っているとは限らないらしいのです。

蔓ボケと呼ばれています。

一方、菜園に入りきらず、プランターに植えたサツマイモ。

こちらは葉が黄色くなってきました。

菜園のサツマイモが青々としているのとは、はっきり違います。

同じ日に、同じ束から分けた苗を植えました。

置いてある場所もほぼ同じで、日当たりも変わりません。

水も、同じだけあげているつもりです。

水はけの問題なのでしょうか。

この極暑で、プランターはなかなか難しいと実感しています。

収穫はまだ先。

今のところ、一番期待しているのがこの子です。


8,862円で、何が採れたか

ここまでで採れたものを、正直に数えてみます。

  • 硬くて小さくて、虫に食われた青じそ、数枚
  • ハバネロ、ゼロ
  • サツマイモ、まだ土の中

一方、かかったお金は8,862円。

このお金があれば、スーパーであの不揃いの青じそが、69袋、およそ1,380枚買えます。

1,380枚。

毎日1枚食べても、3年以上かかる量です。

わたしが今年収穫できたのは、硬くて小さくて虫に食われた葉が、数枚でした。

だから、あの一行になったのです。

買う方が安い。

これは間違いありません。

家計の足しになればと思って始めたのに、今のところ完全な赤字です。


それでも、朝と夕方、見に行っていた

ただ、ひとつだけ書いておきたいことがあります。

あの1メートル四方のスペースは、20年近く放置されていました。

夫がやめてから、ただ雑草を抜くだけの場所でした。

それが今年は、毎日朝と夕方、わたしが見に行く場所になりました。

今年の夏は、ほとんど雨が降りませんでした。

夕方に見に行くと、苗はぐったりとしなびていて、 「もう枯れてしまったのかもしれない」と思うほどでした。

それでも水をやります。

すると翌朝には、また生き生きとした姿に戻っているのです。

しなびて、水をやって、また生き返って。

その繰り返しでした。

そういう日常の些細なことが、うれしかったのです。

かつて「花束は一番いらないプレゼント」だと思っていた、わたしがです。

秋になったら、サツマイモを掘ります。

娘たちと、犬たちと食べるつもりで植えました。

どんなサツマイモが収穫できるのか、果たして元は取れるのか?(笑)

続きは、またここに書こうと思います。


離婚後の家計の話

家庭菜園は残念ながら家計の足しにはなりませんでしたが、 離婚後のお金のことは、もっと現実的に立て直しました。

収入が世帯の3分の1になっても、何とかなっています。

その具体的な話は、こちらに書いています。

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