こんにちは。フクミミです。
我が家のベランダにイソヒヨドリが巣食いました。
これがまた可愛いかったので、静観した1ヶ月の記録をここに記したいなと思います。
イソヒヨドリ発見から巣立つまでを日記にしてまとめていますので読んでくれると嬉しいです^^
1DAY
あれは4月に入って間もない頃、私が寝ている真夜中にどこからか「ピヨピヨ、ピヨピヨ」と鳥の鳴く声が聞こえてきました。
「ピヨピヨ、ピヨピヨ」
やっぱり聞こえる。近いね。この近くだ。
夜中の3時だと言うのに「変な時間に鳴いているなぁ」と思った私ですが、その日は眠気が勝ってしまいそのまま床につきました。
しかし、翌朝起きてベランダに出てみると、、、

た、、、卵!!!!!!!!
しかも、ミドリ!!!!!!
なるほど。
昨夜のピヨピヨは親鳥の出産時の声だったのね。きっと。
こんな都会のマンションに、しかもベランダに巣なんか作っちゃって、、鳥さんよ。
どういう神経してんね〜ん!!!!
って思ったのは一瞬だけ。
可愛らしい緑色の卵を見たら、そんな気も失せましたよ。はい。
鳥の卵。鳥ねぇ〜。
そう思った私は少し冷静になると、こうアタマに浮かんだ。
「殻を破ってクチバシを出す瞬間を見てみたい。」
そんな親心から、このまま卵を観察することにしました。
やっぱり生まれる雛は緑色なのかな〜? うふふ。
7DAYS
一週間が経ち、ときおり我が家のベランダから親鳥の鳴き声が聞こえてくるようになりました。
「ピィー、ピィー」
鳥の名前を知りたくなったので親鳥を観察しました。
調べると『イソヒヨドリ』という名前の鳥らしい。
オスは鮮やかな青緑色をしていて、メスはこげ茶色ということが分かりました。(メスの方が地味)
日本にも分布している鳥らしく、都会のビルの一角やパーキングの梁などに巣を作っているのがよく見受けられるそうです。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イソヒヨドリ(磯鵯) Monticola solitarius は、スズメ目、ヒタキ科に分類される鳥の一種[1]。アフリカとユーラシア大陸に広く分布する鳥で、和名どおり海岸や岩山などで多く見られる。磯や岩場に多く生息していて、ヒヨドリに似ていることからこの和名がついているが、分類上はヒヨドリ科ではなくヒタキ科でまったく別の鳥である[2]。
私がベランダから卵の様子を見ていると、親鳥が向かいの電線からジッとこちらを見ています。

きっと、我が子が心配なのでしょう。
「クルルルルルルル!」と威嚇?しているのかな?
大丈夫だよ。傷つけたりしないから。安心して^^
14DAYS
ベランダから卵の様子を見ては、親鳥と目が合う。
そんな毎日を繰り返すこと2週間が経ちました。
ある朝いつものようにカーテンを開けると、、、、

!!!!!!!!!??????

これは、、、なんと孵化しているではありませんか!!!
「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ!!」
マンガやアニメで観たことがあるけど、ひな鳥は本当に口を大きく開けてピヨピヨしているんですね!感動!!
殻を破る瞬間こそ見れませんでしたが、これは私にとって貴重な体験です!!
近くで見てみようと私が寄ると、一同死んだフリ?をします。笑
やっぱり親鳥と似て緑色なんだね。若干薄いけど。カワユス♡

5つあった卵から孵ったのは4羽でした。
18DAYS
色々と調べてみたら、人の手で触れると人間のニオイが雛鳥に移り、親鳥が育てなくなってしまうと聞いたので、私は見守るだけにしました。
しかし、あまりにも可愛いので動画に収めちゃう。
近寄りすぎるとやっぱり“死んだフリ”をします。本能かな。。。

25DAYS
雛鳥を観察している間、親鳥の視線が結構痛い。。
ストレスを与えないように私は毎日見ることを避けました。
その方が鳥たちの環境にも良いのかなって思ったし、付かず離れずの関係性も結構悪くないなと感じていました。(とは言っても、私ん家のベランダですけどね)
さて、孵化から約2週間が経ちました。
雛鳥たちはどうなっているでしょうか。。見てみましょう。

大きくなっているwwwwww
そして髪の毛が生えているwwwww
心なしか、お顔もすっかり凛々しくなって『鳥っぽく』なっているではありませんか。
あちこちフンをしやがって。。。可愛いから許すけど。
30DAYS
ある日の朝、ベランダのフンの片付けをしていたら、1羽いないことに気づきました。
「あれ?どこいった?」
そういえばここ最近ベランダのフンの量が多いし、一ヶ所というより広範囲にフンが落ちている。
ってことは、私が見ていない間に動き回っているのかも知れない。そして飛ぶ練習をしているのかも。。
で、1羽だけ先に巣立ったのかも。いや、カラスに連れ去られたのかも知れない。。
と、色々な考えが頭を巡っていたその瞬間、
バサササササササ!!!!
雛鳥たちは次々とベランダから飛び立っていきました。
なんだ、、、やっぱり飛べたのね。
イソヒヨドリのひなたちは「さよなら」も言わず、おびただしい量のフンを残して大空へ飛び立って行ったのでした。
別れがあまりにもあっさりしていたので、ちょっぴり寂しい気持ちになったけれど、私が見ている時に巣立ってくれて良かった。
そして無事育ってくれて良かった。
1ヶ月という期間だったけれど、人生で2度あるかという貴重な体験でした。
そして私の家のベランダで、命が誕生した瞬間に出会えたことにも感謝!
それではこの辺で^^
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